3月の兵庫鉱工業生産、2カ月連続で減少 基調「一部にやや弱い動き」下方修正

20230524鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が24日に発表した3月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比5.6%低下の90.5だった。2カ月連続で生産の減少を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は「一部にやや弱い動きが見られ、今後の動向を注視する必要がある」として、前月まで3カ月続いた「足踏みをしている」から下方修正した。

 主要9業種の生産指数のうち低下したのは6業種だった。指数に占めるウエートが2番目に大きい「化学工業」の指数は12.8%低下、3番目に大きい「食料品工業」は0.7%低下した。このほか「生産用機械工業」「金属製品工業」「はん用・業務用機械工業」「よう業・土石製品工業」も低下した。ウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」は2.4%の上昇。「輸送機械工業」は12.5%上昇だった。「鉄鋼・非鉄金属工業」は横ばい。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が17日に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値は前月から1.1%上昇の95.9だった。


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