井本商運、日本海東航路で伏木富山港に寄港開始 18日に記念式典を開催

20230522井本商運さくら

【神戸経済ニュース】内航コンテナ輸送大手である井本商運(神戸市中央区)は、日本海東航路で運航する、20フィートコンテナ換算で400個積みのコンテナ船「さくら」が伏木富山港に寄港を開始したと発表した。18日には、さくらの初寄稿を記念して、伏木富山港の港湾管理者が記念式典を開催した。(写真は伏木富山港に停泊中の「さくら」=井本商運提供)

 井本商運の日本海東航路は、新潟港・秋田港から海外に輸出する貨物を北九州港ひびきコンテナターミナル経由で神戸港まで輸送し、神戸港で海外向けの大型コンテナ船に積み替える「内航フィーダーサービス」だ。今回、これに伏木富山港への寄港を追加した。日本海側から神戸港への集荷を強化した形だ。

 伏木富山港には毎週木曜日に寄港。神戸から海外への大型船は、香港の海運大手OOCLと連携して迅速に神戸港から出発できるようにした。同時に東北・北陸方面から九州との間で国内向け輸送も手掛け、低炭素輸送の推進や、船員・トラックドライバーの働き方改革、長距離輸送の効率化などにも積極的に取り組む方針という。

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