斎藤兵庫知事、本会議場「まずは既存のスペース有効活用」 県公館も活用か

20230517知事会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は17日の定例記者会見で、前日に開催した兵庫県議会の本会議を兵庫県庁3号館の大会議室で開いたことについて、「少し手狭な感じがした」との印象を語った。大会議室での開催は、本会議場を含む議会棟の耐震強度不足が指摘されたため。今後は議場棟を取り壊したうえで新築するのではなく、「まずは既存スペースをどのように有効活用できるかという議論からスタートできれば」と話した。

 17日に本会議場として使った大会議室では、傍聴席が10席にとどまるほか、報道機関の場所も以前より小さくなった。「場所については議会との相談」としたうえで、「なにより議員のみなさんが議論しやすいように、県公館など他の会場の使用なども十分に考えていくことかと思う」と述べた。

 兵庫県庁では議会棟と同様に、本庁舎1号館、2号館も老朽化による耐震強度の不足が明らかになり、26年度には解体に着手する方針。「来月から生田庁舎を中心として、(次世代の庁舎のあり方を先取りする)モデルオフィスで出勤率4割で、できるだけ既存のスペースを使ってやっていこうと思っている」と述べ、改めて代替庁舎の新築に消極的な姿勢を示した。

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