須磨海浜公園の新水族館、名称「神戸須磨シーワールド」に 24年6月開業

20230516神戸須磨

【神戸経済ニュース】サンケイビル(東京都千代田区)を代表企業とする「神戸須磨Parks+Resorts共同事業体」は16日、須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業で開設する水族館施設の名称が「神戸須磨シーワールド」に決まったと発表した。2024年6月にオープンを予定する。同時に開業する宿泊施設は「神戸須磨シーワールドホテル」になる。ロゴデザインも新たに作成。水族館は海の生き物をモチーフした新たな書体、ホテルは水や波を感じさせる書体をそれぞれ作成した(1枚目の図)。

 水族館は地域社会による教育活動と、集客施設が共存・融合する「エデュテイメント水族館」をめざす。宿泊施設は水族館を併設する施設ならではの体験と、地産地消にこだわった飲食が楽しめるなど「価値体験型」のホテル像を描く。須磨海浜公園では、すでに改装を終えた一部が利用を始めている。24年春に水族館と宿泊施設がオープンして全体が完成する。現在の須磨海浜水族園は今月いっぱいで営業を終了。最終営業日の31日には閉園セレモニーを開催する。
20230516須磨海浜公園ロゴ
 須磨海浜水族園の新たなシンボルロゴも発表した(2枚目の図)。9月にオープンするにぎわい施設(商業施設)に入居するテナントも決まった。A棟にはカレイドジャパン(カフェレストラン)、スターバックスコーヒージャパン(コーヒー)、ムラサキスポーツ(スポーツ用品販売・スポーツ教室)が入居。B棟にはレッドロブスタージャパン(レストラン)、C棟はバーベキューのできる施設でポトマックが運営する。店舗名や詳細なサービス内容などは改めて発表する。

20230516配置図

 神戸須磨Parks+Resorts共同事業体は代表企業のサンケイビルに加え、三菱倉庫(9301)、JR西日本(9021)傘下のJR西日本不動産開発、竹中工務店(大阪市中央区)、阪急阪神ホールディングス(9042)傘下の阪神電気鉄道、芙蓉総合リース(8424)、サンケイビルの子会社であるグランビスタホテル&リゾーツ(東京都千代田区)で構成する。(図はいずれも神戸須磨Parks+Resorts共同事業体提供)

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