GセブンHD、今期純利益44%増に 「リコス」改善で2期ぶり最高益へ

20230515GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)は12日、2024年3月期の連結純利益が前期比44%増の55億円になりそうだと発表した。前期に不採算店を閉店した、「リコス(旧miniピアゴ)」の店名で首都圏中心に展開するミニスーパー事業の収益が改善するの寄与する。2期ぶりに最高益を更新する見通しだ。

 売上高は5%増の1850億円、営業利益は18%増の77億円を見込む。新規出店は「業務スーパー」「お肉のてらばやし」を中心に、30店程度になる見通しだ。前期は関連事業として、「オートバックス」の敷地内に菓子専門店「シャトレーゼ」1店舗を出店し、販売が増加した。

 年間配当金は前期比2円増配の40円(うち中間20円)とする。中間配、期末配ともに1円ずつの増配になる。

 同時に発表した23年3月期の連結決算は、純利益が前の期比27%減の38億円だった。電気料金の大幅上昇などで車関連事業、業務スーパー事業、精肉事業のいずれも減益。精肉は円安による輸入物価上昇の影響も受けた。売上高は5%増の1769億円と過去最高、営業利益は13%減の65億円だった。

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