石光商事、今期純利益2%増に 年26円配・3期連続で増配へ

20230514石光商事

【神戸経済ニュース】食品商社の石光商事(2750)は12日、2024年3月期の連結純利益が前期比2%増の8億400万円になる見通しだと発表した。販売価格の引き上げで前期の採算は改善したが、コーヒーの生豆価格が一部で再び上昇することなど、増収の中で一段の原料高を想定したもよう。ただ営業外費用の為替差損などがなくなることで純利益は増益を確保する。年間配当金は前期比2円増配の26円と、3期連続で増配を計画。

 売上高は1%増の597億円、営業利益は6%減の12億円を見込む。売上高は小幅ながら前期に続いて過去最高を更新する。JFLAホールディングス(3069)との間で結んだ業務提携契約に基づき、英国での事業にも乗り出すが、今期収益への寄与は限定的の見通し。

 同時に発表した23年3月期の連結決算は、純利益が前の期比49%増の7億9200万円だった。値上げに加えてコーヒー・食品とも業務用の回復で増収のうえ、採算も改善した。売上高は26%増の589億円、営業利益は89%増の13億円になった。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告