日本製麻、前期純利益98%増に下方修正 包装資材の値上げ追いつかず

20230510日本製麻

【神戸経済ニュース】麻袋大手の日本製麻(3306)は10日、2023年3月期の連結純利益が前の期比98%増の9500万円になったようだと発表した。従来予想の1億1100万円から下方修正した。米用紙袋やフレコンバッグなどを取り扱う産業資材事業の包装資材部門で、材料価格の上昇に値上げが追いつかなかった。4月6日に開催した臨時株主総会の調査対策費用も利益を圧迫した。

 売上高は18%増の37億円、営業利益は2.9倍の1億6400万円になった。従来予想は35億円、1億7700万円だった。マット事業は東南アジアで新規顧客を開拓するなど、販売数量が伸びた。国内では食品事業で業務用のパスタやソースの需要が回復。売上高は上振れしたが、利益では包装資材部門の影響を補いきれなかった。

 日本製麻は12日に23年3月期決算を発表する予定だ。

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