エアバスの特大貨物機、10日に神戸空港へ 日本向けヘリ2機を輸送

20230509BELUGA ST

【神戸経済ニュース】神戸空港には10日午前にもエアバスの特別大型貨物機である「ベルーガST」(A300-600ST型機、写真=エアバス・ジャパン提供)が到着する。6日に仏マルセイユを出発し、神戸空港に隣接するエアバス・ヘリコプターズ・ジャパンの神戸事業所に向けて、日本の顧客に納入するH225型ヘリコプター2機を輸送しているという。エアバス・ジャパン(東京都港区)が発表した。

 ベルーガSTは胴体の幅が6.7メートル、高さ7.1メートルと広い貨物スペースが特徴だ。1994年の初飛行以来5機が生産され、いずれもエアバス傘下の専門運送会社が運航している。日本に訪れるのは3回目で、1回目は1999年に日本におけるフランス年のために仏ルーブル美術館から貸し出されたドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」を輸送。前回は21年12月に神戸空港までヘリコプターを輸送した。

 従来ベルーガSTは、エアバス機を製造するための部品輸送などに使っていた。だがエアバスは大型貨物の空輸サービスを提供する新事業を22年1月に開始。航空宇宙、エネルギー、海運、防衛、人道支援など一般顧客向けの大型貨物の空輸にベルーガSTを投入している。今回、同機が神戸空港を訪れるのも輸送サービスの一環という。

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