大丸神戸店、4月の売上高10.6%増 婦人・紳士衣料も堅調

【神戸経済ニュース】J・フロントリテイリング(3086)が1日に発表した大丸神戸店の4月の売上高動向(速報値)は、前年同月に比べ10.6%増だった。18カ月連続で前年同月を上回った。政府が新型コロナウイルスの感染症法の分類を5類に引き下げる方針を打ち出したことなどで、前年同月に比べて外出を抑える動きが後退。衣料品も含めて全般的に好調な推移が続き、同店全体としても、19年度を上回る好調だった。

 分野別では引き続き高級ブランド、時計、美術品を中心とした高額品が好調だった。さらに婦人服ではジャケットやワンピース、紳士服ではスーツなど、外出に利用するファッション分野が総じて伸びた。ただ伸び率は客数の戻りが遅れていた東京店(38.5%増)のほか、訪日客向けが回復に向かった心斎橋店(37.6%増)や札幌店(16.1%増)を下回った。

 大丸芦屋店の売上高は前年同月比2.4%増、大丸須磨店は同1.4%増だった。

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