兵庫県議会、耐震性不足で本会議場使用せず 5月臨時会から県庁舎3号館で

【神戸経済ニュース】兵庫県議会は1日、16日に開く臨時議会から本会議を兵庫県庁舎の3号館7階の大会議室で開催することを決めたと発表した。議場棟の耐震性能が不足しているのが明らかになったため。兵庫県が「時刻歴応答解析」という手法で県庁舎2号館と議場等を耐震診断したところ、阪神淡路大震災のような直下型地震では耐震性の判断基準を満たしていないことが3月までに分かっていた。

 議場のように広い傍聴席が取れず、本会議の傍聴席は10席にとどめる。3号館1階の議会ロビーで、先着順で傍聴を受け付ける。一方で傍聴席以外に議会内の会議室で、ネット中継を視聴できるモニターを設置する。従来通りネット中継とは別に、動画投稿サイトのYouTubeで録画配信を実施するが、手話通訳は当面休止するとしている。報道機関向けには写真が撮影できるよう、イスだけの席を5席設ける。

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