神戸市、2台目の燃料電池車を購入 ホンダ「クラリティ・フューエル・セル」

 神戸市は4日、同市の公用車としては2台目の燃料電池車(FCV)を購入したと発表した。車種は本田技研工業(ホンダ)の「クラリティ・フューエル・セル」(写真=神戸市の発表資料より)で、同日付で導入した。次世代エネルギーの有力候補とされる水素の活用を推進する「水素スマートシティ神戸構想」の一環としている。

20161104ホンダClarityFuelCell

 神戸市はすでにトヨタ自動車のFCV「ミライ」の購入を2014年11月に決め、公用車として運用している。2日に開いた記者会見で久元喜造市長は、ミライについて「市長車にしてはどうか、という庁内の意見もあったのですが、私が独占するのではなくて、庁内で幅広く使ってもらっています」と説明していた。2台目の「クラリティ」も同様に、幅広い用途に活用するとみられる。

 クラリティ・フューエル・セルは一度の水素補充で世界トップ級の最大750キロメートルを走ることができる。一方で水素の補充は3分程度とガソリン車並みの時間ですむ。可搬型給電機と組み合わせることで、一般家庭7日分の電力をまかなう電源として使うこともできる。今年3月に発売し、メーカ希望小売価格(税込み)は766万円で、塗色によっては追加料金がかかる。

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