JR兵庫駅「ホーム安全スクリーン」使用開始 ホーム柵ない域内全駅に設置へ

20230429JRホーム安全スクリーン
    
【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)は28日、兵庫駅(神戸市兵庫区)2番線と3番線のホームで、線路上への乗客の転落を検知する「ホーム安全スクリーン」の使用を開始した。JR西日本としては茨木駅(大阪府茨城市)、放出駅(大阪市鶴見区)、福島駅(大阪市福島区)に次ぐ4駅目。兵庫県内では初の設置になった。

 正式名称は「転落時列車抑止システム」。屋根に設置したセンサー(写真=JR西日本提供)が線路上に物体を検知すると、JR西日本が独自に開発した計算式で、検知した物体が転落した乗客かどうかを判定。転落と判断すれば自動的に「非常報知灯」を作動させる仕組みだ。非常報知灯を見た運転士が列車を停止し、駅係員は救助に向かう。

 ホーム柵のように物理的に転落を防止できないが、ホーム柵に比べて設置工事が簡単で、設置費用も抑えられる。21年1月から福島駅で検証を進めていたが、今年3月31日から大阪府内の3駅で本格運用に入った。JR西日本が32年までに、京阪神のバリアフリー整備エリアにある211駅・ホームの603番線分にホーム柵かホーム安全スクリーンを整備する計画の一環だ。

 三ノ宮駅など1日の乗降客数が10万人を超える駅にホーム柵を取り付け、それ以外の全駅にはホーム安全スクリーンを設置する。23年度上期中、神戸市や周辺では元町駅の1番線と2番線、芦屋駅の2番線と3番線のほか、兵庫駅では1番線と4番線にもホーム安全スクリーンの設置を予定しているという。

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