石光商事とキーコーヒーが資本業務提携 石光子会社の株式を追加取得

【神戸経済ニュース】石光商事(2750)とキーコーヒー(2594)は28日、資本業務提携すると発表した。同日付で提携契約を結んだ。両者はこれまでも協業関係にあり、コーヒー生豆の調達や焙(ばい)煎業務などで取引がある。石光商事の子会社でコーヒー豆の焙煎を手掛ける東京アライドコーヒーロースターズ(東京都大田区)の株式およそ3%を、キーコーヒーはすでに保有しているが、出資比率を15%に引き上げるのを機に、さらに幅広く協業関係を築く。

 今後は石光商事とキーコーヒーの間で、人的交流などを含めた経営資源の有効活用に乗り出す。目先は生豆調達での協力、焙煎事業の合理化、食品輸入業務でのシナジー(相乗)効果の一段の向上などに取り組む。さらに中長期的には、二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)に向けた技術の共有化も進めたい考えだ。

 キーコーヒーは5月19日付で、東京アライドコーヒーロースターズの普通株式5万6200株を取得。すでに保有している1万8600株との合計は7万4800株。これでキーコーヒーによる東京アライドコーヒーローズターズの持ち分は15%になる(東京アライドの自己保有分11万3400株を除いて計算)。キーコーヒーによる取得価格は明らかにしなかった。

 石光商事は今回の資本業務提携による2024、24年3月期の連結業績への影響は軽微としている。

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