2月の兵庫県一致指数、4カ月ぶり上昇 基調判断「改善」を据え置き

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【神戸経済ニュース】兵庫県が28日に発表した2月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.6ポイント増の92.2だった。4カ月ぶりに上昇した。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなり、個人消費も生産も回復する流れを反映した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、「改善を示している」との見方を9カ月連続で示した。

 一致指数の上昇は、労働投入量指数の上昇に加え、大口電力消費量と輸出通関実績の増加などが寄与した。有効求人倍率や企業収益率などの低下を補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.5ポイント低下の89.6と、2カ月連続で低下した。着工新設住宅戸数の減少や日経商品指数の下落、企業倒産件数の増加などが響いた。新規求人数や、新車新規登録台数の増加などで補えなかった。

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