3月の兵庫県有効求人倍率1.01倍に低下 「持ち直しの動きにやや弱さ」据え置き

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が28日に発表した3月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の1.01倍だった。海外需要の先行き不透明感などを背景に、製造業を中心として採用に慎重になる企業の動きが表れた。兵庫労働局は足元の雇用情勢についての判断を据え置き、「求人が求職を上回っているものの、持ち直しの動きにやや弱さがみられる」との見方を2カ月連続で示した。

 有効求人数(季節調整値)は前月比1.2%減の8万2684件と3カ月連続で減少した。有効求職者数(同)は0.5%減の8万1470件と 2カ月ぶりに減少した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(同)は1.84倍と、前月比で0.04ポイント上昇と、2カ月ぶりに上昇した。

 新規求人数を原数値でみると、前年同月比3.2%増の2万9674人と、2カ月ぶりに前年同月を下回った。業種別で減少したのは「製造業」の14.4%減、「建設業」の9.5%減、「運輸業・郵便業」の8.9%減など。半面、増加したのは「宿泊業・飲食サービス業」の17.1%増、「情報通信業」の33.7%増、「学術研究・専門技術サービス業」が3.5%増など。有効求人数(原数値)は1.7%減の8万6372件と、2カ月連続で前年同月を下回った。

 厚生労働省が発表した3月分の全国の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍(季節調整値)と、前月から0.02ポイント低下した。3カ月連続で前月を下回った。


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