アサヒHD、今期純利益21%増に 前期にフジ医療器の売却損など計上

20230428アサヒHD

【神戸経済ニュース】貴金属リサイクルのアサヒホールディングス(5857)は27日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比21%増の132億円になりそうだと発表した。持ち分法適用会社だったフジ医療器の株式売却損や、同社の特許権侵害訴訟に伴う損害賠償金のうちアサヒHDの負担分として、前期に33億円を計上した営業外の「その他の費用」がなくなるのが寄与する。減収による減益分を補う見通し。

 売上高に相当する売上収益は15%減の2500億円、営業利益は1%減の190億円になる見通し。宝飾品とエレクトロニクス分野からの金の回収量がやや減少するのに加え、パラジウム価格の下落による販売価格下落の影響が表れる見通し。エレクトロニクス分野からの回収と、触媒にパラジウムを使う自動車生産が下期には回復するとみて、回収する貴金属の総量は前期の水準に迫るとみている。

 年間配当金は前期据え置きの90円(うち中間45円)を予定する。

 同時に発表した23年3月期の連結決算は、純利益は前の期比42%減の109億円だった。フジ医療期を巡る「その他の費用」計上が響いた。加えて、触媒を回収することでパラジウム、プラチナとともに在庫が発生する貴金属ロジウムの価格が下落。ロジウムは相対的に流動性が低いため、十分につなぎ売りが出せず、期末にかけて在庫評価損を計上した。売上収益は新工場の寄与で回収量が増えて過去最高である52%増の2924億円、営業利益は27%減の192億円になった。

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