臼井神戸運輸監理部長「兵庫県〜万博会場の航路開設を積極的に支援」着任会見

20230426臼井神戸運輸監理部長

【神戸経済ニュース】国土交通省の神戸運輸監理部長に1日付で着任した臼井謙彰氏(写真)は26日に記者会見し、2025年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)を巡っては「兵庫県と万博会場を結ぶ航路の開設は積極的に支援したい」との意向を述べた。「いかに兵庫県に観光誘客できるかという点で重要」であるうえ「いかに円滑に2800万人が想定されている来場者を円滑に、かつ安全に運べるかが重要で、そのために活用できるツールは総動員していきたい」と話した。

 そのために「現在は利用されなくなった河川交通(の再開)などの水運も含めて、活用を考える場面もあるかもしれない」と述べ、必要に応じて適切な交通機関が利用できるよう、博覧会協会と連携しながら検討する方針を述べた。加えて「すべての方々が利用できるということで、兵庫県も条例を制定して力を入れているユニバーサルツーリズムは、しっかりとやっていきたい」と語った。大阪・関西万博に関する取り組みについて、記者の質問に答えた。

 このほか臼井氏は記者会見で、23年度の重点取り組み事項として「海上交通の安全」「コロナ後の新たな観光振興」「自然災害・事故・テロ等の緊急事態への対応」「共生社会の実現」「物流の環境対策と効率化、労働力不足問題」「船員の働き方改革」「持続可能な自動車運送事業の確立」の7項目を挙げた。

 今回の神戸勤務は2回目になる。前回は21年4月〜22年3月の1年間、神戸運輸監理部で海上安全環境部長を務めた。横浜市出身。同じく明治時代の開国で栄えた街だが、「神戸にあって横浜にないのは六甲山や近くの温泉。中華街もコンパクトな分、敷居が低く、観光資源に恵まれた街だと思う」と話していた。

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