3月の神戸市消費者物価、前年比3.0%上昇 電気代下落も幅広く値上がり

20230421消費者物価

【神戸経済ニュース】総務省が21日に発表した3月の神戸市消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で3.0%上昇の103.1になった。政府の電気代抑制策を受けて、「電気代」は大幅に下落したが、幅広い品目で値上がりしたことで前月比も2カ月ぶりに上昇した。「ガス代」は依然として大幅高が続いているほか、カーテンやカーペットなど「室内装備品」が14.0%上昇、「履物類」が7.1%上昇など上昇が目立った。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、室内装備品などを含む「家具・家事用品」が9.0%上昇と引き続き物価高をけん引した。このほか「生鮮食品を除く食料」「被服および履物」「諸雑費」「住居」「保健医療」「交通・通信」「教養娯楽」が上昇した。半面、「光熱・水道」「教育」は値下がりが続いた。

 欧米などで使うことが多い指標「生鮮食品およびエネルギーを除く総合」は前年同月比3.6%上昇。さらに上昇率は前月(3.3%上昇)を上回り、エネルギー価格以外にも価格上昇が広がっているのを改めて印象付けた。

 全国統計では、総務省が同日発表した3月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く総合)が104.1と前年同月に比べ3.1%上昇した。前月比(季節調整値)では0.3%上昇した。

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