【神戸経済ニュース】エイチ・ツー・オーリテイリング（Ｈ２Ｏ、8242）傘下の神戸阪急は、「Time of  “Grace” 〜洗練された華やかな暮らし〜」をテーマにした本館４階の売り場を26日に全面オープンする。昨年から進めている全館改装の一環で、今回の改装で最も重視したうちの１つである、神戸らしい暮らしを提案する地域密着・ライフスタイル提案型の売り場「神戸スタイル」の第１弾になる。売り場のテーマ「美しいものに囲まれた、華やかで洗練された暮らし」を味わえる空間づくりをめざす。

　テーマに沿って３つの場面を想定（２枚目の図）した。フロア中央には「華やかなおもてなし」として、ブランド洋食器を中心に、カトラリー（フォーク、スプーンなど）、テーブル用の織物、アートフラワー、紅茶など、おもてなし空間の構成要素を展開。アートギャラリーも併設する。次に最も広い面積を確保したのは「優雅なプライベートタイム」だ。昨年８月に開業したビューティー、ランジェリーの売り場にドレスや香り、インテリア雑貨が加わる。西側には「洗練された華やかなエレガンスファッション」を配置し、ファッションの自主編集売り場「トゥールナージュ」（１枚目の図＝神戸阪急提供）を核に、西日本初のブランドや呉服を相次いで投入する。

　26日にはオープニングイベントを開催。元宝塚歌劇団の天寿光希さん、華雪りらさんによるトークイベントや、マナー・ドレスコード講座、木管楽器によるタンゴ演奏会などを予定する。当日は４階フロアで買い物をすると、期間限定で４階のイベントスペースに出店するフラワーアレンジメント店「アトリエカリノ」（芦屋市）の生花１輪を、先着200人に配布する記念キャンペーンも開催する。さらに30日にもバイオリン奏者２人によるミニコンサートも予定しているという。
　神戸阪急は全館で約80億円をかけて、前身であるそごう神戸店だったころを含めても約20年ぶりの全面的な改装を実施している。１〜３階には高級ブランドを相次いで投入するなど、すでに予定面積の７割程度まで改装は進展したという。今回オープンする本館４階と今後オープンする本館５・６階は「神戸らしい３つの暮らし」を提案する売り場を予定。本館５階は「Affection for Life 〜優しさあふれるファミリーの暮らし〜（仮称）」、同６階は「Feel the wind 〜海と山を感じる暮らし〜（仮称）」を計画。全体の完成は今秋を見込む。
・時間：①11時30分〜、②14時〜（各回約20分）
・場所：本館４階 ①「トゥールナージュ」、②エスカレーター横特設会場
・出演：元宝塚歌劇団 天寿光希さん、華雪りらさん
・内容：元タカラジェンヌのお二人が新装した４階売り場を紹介しながら、「華のある暮らし」をテーマに話す。

(2)丸山洋子「アフタヌーンティーパーティー＆マナーと装いセミナー」
・時間：①12時30分~、②15時30分~（各回約30分）
・場所：本館４階「グレイスフルテーブル」
・内容：食空間プロデューサーとして活躍中の丸山洋子さんによる、アフタヌーンティーのマナーやドレスコードなどを気軽に学べるセミナー。

(3) 『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ ライブ
・時間：①13時~、②15時~（各回約20分）
・場所：本館４階 ①「トゥールナージュ」、②「ラ・ノクタンビュール」

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