川重とアブダビ国営石油、液化水素で協業 国際供給網に向け共同で調査

20230419川重UAE

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)と液化水素サプライチェーンの構築に向けた「戦略的協業契約」を結んだと発表した。川重の原田英一常務執行役員と、ADNOCのハナン・バララー上級副社長(SVP)が署名を交換する調印式を開いた(写真=川重提供)。川重は17日に発表した。

 両社は今回の「戦略的協業」を通じて、商用規模で展開する将来の国際的な水素サプライチェーン(供給網)構築に向けた調査に共同で取り組む。大規模な水素の製造や、水素液化の取り扱いに必要なインフラ設備、日本など海外の需要家を対象にした液化水素の海上輸送などが、調査の対象になるという。

 「脱炭素」に向けた取り組みが世界的に進展する中で、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素が次世代のエネルギーの有力候補として期待されている。今回の協業も、CO2の排出しない水素のグローバルな利用促進で、CO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)の実現をめざす一環としている。

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