フェリシモが展望施設を運営など 神戸ポートタワー、来春の再開館で


【神戸経済ニュース】神戸市の外郭団体である神戸ウォーターフロント開発機構(神戸市中央区)は18日、現在改装中である神戸ポートタワーの運営事業者候補が決まったと発表した。エレベーターや展望階など展望施設はフェリシモ(3396)が運営する。低層階では3・4階でクレ・ドゥ・レーブ(神戸市中央区)が飲食施設を、2階では熾り(いこり、神戸市中央区)が物販を展開する予定だ。ウォーターフロント開発機構と運営会社3社は協議会を組織し、互いに調整しながら2024年春に予定する再開館に向けて準備を進める。

 展望施設の運営が決まったフェリシモは、リニューアルのテーマに「ブリリアンスーかがやき」を設定。「光のミュージアム」「メリーゴーラウンドカフェ&バー」「ポートタワーギャラリー」「太陽と月と星の空中回廊」といった、これまでになかった独自のコンテンツを計画。ハロウィンやクリスマスなど、年間を通じてさまざまなポートタワーの表情を楽しめるようにする。ネット通販のノウハウを活用した独自の情報発信にも期待がかかる。

 クレ・ドゥ・レーブは神戸市産、兵庫県産のフルーツやドリンクなどを提供する。どこか懐かしさを感じさせるような、誰にとっても親しみのあるフードメニューを軸としたカフェ・レストラン&バーを展開。昼間だけでなく、夜間も楽しめる店づくりをめざす。熾りの物販は、同社が展開している「神戸ザックIMOCK」を中心に、神戸の地場産品、工芸品、食品、ファッションなどを生かした商品を販売する。

 展望施設は4件、低層テナントは3件の中から決まった。特に低層階の2社は地元の産品にこだわった提案が評価されたという。神戸港のシンボルであると同時にあらゆる世代の神戸の住民と、神戸を訪れる観光客のいずれも満足させる施設になるよう「神戸らしさ」が感じられる新しい神戸ポートタワーをめざす。

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