(動画)新たな偽造防止技術とUD強化の新紙幣 日銀神戸支店が見本券公開



【神戸経済ニュース】日銀神戸支店は17日、新たな偽造防止技術を採用したのに加え、誰もが使いやすいユニバーサルデザイン(UD)を強化した2024年4〜9月期に流通を開始する新紙幣の見本券を、報道機関に公開した(動画)。偽造防止技術では、傾けると向きが変わる「立体(3D)ホログラム」を世界で初めて紙幣に採用。透かしには背景を加えて、より鮮明でデザイン性を高めた。

 肖像以外で現行の紙幣と最も分かりやすい違いは、額面を示す数字を大きくしたこと。従来は「壱万円」といった漢字を目立たせていたが、漢字が読めない子供らや外国人、視力の弱い人でも比較的分かりやすいデザインにした。加えて手触りだけで券種を判断するのに使う「識別マーク」は、券種によって位置を変え、より手触りだけて分かりやすくしたのもUDを強化した一環だ。

 見本券を各支店に配置するのは、日銀職員が新たな紙幣に慣れることなどが目的という。デザインは19年4月に公表していたが、流通まで1年程度になったことから各支店への見本券の配置を始めた。神戸支店に配置した枚数などは明らかにしていない。現時点で一般公開の予定はないという。ただ、見学会などの行事で日銀神戸支店を訪れた場合に、見本券の展示を見られる可能性があり得るという。

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