MORESCO、中国で新エネ車向け製品開発を強化 EVなど拡大で・決算説明会

【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)の両角元寿社長は17日にテレビ会議システムを通じて開いた決算説明会で、中国での研究開発(R&D)を強化する方針を示した。2023年には中国で国内販売される自動車の約3分の1が、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)をまとめて呼ぶ「新エネルギー車」になる見通し。こうした新エネルギー車に使われる軽量化部材向け新製品の開発で、MORESCOのグローバル展開に弾みを付ける。

 新エネ車向けの軽量化部材では非鉄系の金属が多く使われることから、従来の油剤では対応できないケースが多いという。さらに「プレスフォーミング」「非鉄系冷温間プレス」といった新たな塑性加工分野(形に素材を押し付けて成形する加工方法)のための油剤も必要で、そのための製品を開発し、中国で販売している。こうした中国で需要が伸びている分野の製品開発について両角社長は「今後も日本、中国のR&Dが連携し、新エネルギー車向けの新商品開発を積極的に推進するとともに、中国でR&D体制の強化も着実に進めていき、環境関連の市場を取り込んでいく」と強調した。

 米中対立の情勢が不透明な中、中国でのR&D強化は時流に反するのでは、との質問に両角氏は「やはり自動車関連の事業を展開する以上、中国で(事業を)成長させないことは会社の利益に反するという面がある」と答えた。米中関係が不透明であるだけに「原材料からすべて中国の国内で完結させよう、という一環」でR&Dを強化する必要もあるという。「基礎開発に基づく新技術は日本から発信しており、これを活用して中国での商品開発につなげている」「知財関係は今後も、日本でコントロールする形で進めていく」と話していた。

 24年2月期の連結業績予想は、純利益が前期比14%増の7億円になる見通し。2月22日に修正した同期を最終年度とする中期経営計画で示した数値と同じ会社予想とした。業績予想の前提として外国為替相場は1ドル=130円、ドバイ原油は1バレル90ドルを想定した。

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