和田興産、神河町の公園整備に1000万円を寄付 企業版ふるさと納税

20230411感謝状贈呈式

【神戸経済ニュース】マンション開発の和田興産(8931)が神崎郡神河町の「公園・図書コミュニティ施設整備プロジェクト」に1000万円を寄付したのに対し、同町は10日に感謝状を贈った。山名宗悟町長が神戸市中央区の和田興産本社を訪れ、溝本俊哉社長に感謝状を手渡した(写真は山名町長=左=と溝本社長)。和田興産は2月、企業版ふるさと納税の枠組みを活用して神河町に寄付した。

 あいさつした山名町長は「これだけ多くのご寄付をいただいたということで、神河町としても、しっかりと施設整備を進めていきたい」と話した。溝本社長は「神河と神戸は『神』でつながる、とても縁起のよい関係が築けると思っている」と話し、今後も同町との関係を発展させたい意向を表した。

 神河町が計画している公園・図書コミュニティ施設整備プロジェクトは、統合で閉校した小学校の跡地を活用し、芝生広場と同時に、大きな図書室やカフェなどを備えた住民向け施設を整備する計画だ。子育て支援の観点に加え、都市部からの移住先として選ばれるためにも公園が必要とみて整備することを決めた。

 和田興産は古民家再生事業の一環で、神河町に一棟貸し切りの古民家宿泊施設「ラドーレ神河」を2020年に開設。これが縁になり、神河町が同社に企業版ふるさと納税での協力を依頼した。森林の間伐や子育て相談窓口など、いくつかある同町のプロジェクトから和田興産が選び、公園整備のプロジェクトへの寄付が決まったという。

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