阪神燃が荒い値動き ストップ高まで上昇後、下げに転じる・2年8カ月ぶり高値

20191231神戸株ワッペン

終値 1625円 -55円(-3.27%)

【神戸経済ニュース】10日の東京株式市場では舶用エンジンを製造する阪神内燃機工業(6018)が荒い値動きだった。前場中ごろに、制限値幅の上限(ストップ高)である前日比400円高の2080円まで上昇。2020年7月27日以来およそ2年8カ月ぶりの高値を付けたが、その後は一転して売りが膨らんだ。前場のうちに下げに転じる場面もあった。後場は一段安の展開で、この日の安値近辺で引けた。

 赤阪鉄工所(6022)とジャパンエンジンコーポレーション(6016、旧神戸発動機)が次世代燃料のエンジンの開発などで技術協定書を結んだと4日に発表したのを受けて、阪神燃にも連想買いが入った。週末7日もストップ高まで上昇。通常は薄商いで、値動きの軽い中小型株として短期の値幅取りと割り切った買いも多かったようだ。持続的な上昇を期待した買いでないこともあり、2000円の節目で目標達成感が出ると資金の逃げ足も早いとみられる。

 赤阪鉄は引き続き大幅に上昇して終値で東証スタンダードの値上がり率4位。半面、ジャパンエンは大幅に下落して同値下がり率でトップだった。

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