和田興産が大幅反落、6%超下落 今期減益見通しを嫌気・「雲」下限を抜ける

20191231神戸株ワッペン

終値 936円 -66円(-6.59%)

【神戸経済ニュース】10日の東京株式市場ではマンション開発の和田興産(8931)が大幅に反落した。前日比66円安の936円と、この日の安値で引けた。値下がり率は6.59%と広がり、東証スタンダードの値下がり率ランキングで4位に顔を出した。前週末7日大引け後に、23年2月期の単独決算を発表。同時に示した24年2月期の業績予想は税引き利益が前期比20%減の19億円になる見通しと、減益見通しを嫌気した売りが膨らんだ。業績拡大への期待感から決算発表前に株価が上昇していたため、失望感から下げ幅が広がった。

 当面の上値の重さについて指摘する声も出ている。チャート分析の一目均衡表では、10日の下げによって日々の値動きを示す「日々線」が抵抗帯とされる「雲」の下限を突き抜けて終了した。7日は雲の上限に接近しており、跳ね返されて大幅に下落したチャートの形状になった。このため上値の重さが改めて強調された形になり、市場関係者の間では「需給の改善には新たな買い材料が必要になる」との見方も出ていた。

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