フェリシモの今期、純利益51%減に システム更新の費用増で2期連続減益

20230407フェリシモ

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)は7日、2024年2月期の連結純利益が前期比51%増の3億2700万円になりそうだと発表した。顧客数の増加で増収を見込むが、システムの更新で費用がかさみ、2期連続の減益になる見通し。すでにホームページのシステム基盤を更新し、稼働を始めている。年間配当金は前期据え置きの15円(中間なし)を予定する。

 売上高は4%増の333億円、営業利益は29%減の3億1000万円を見込む。就職や結婚といった人生の局面「ライフステージ」が変化する時機に合わせたマーケティングによって、新たな顧客獲得をめざす「積層型ゲートウェイ」の構築に着手するという。1度の注文で定期的に商品が手元に届く主力の「定期便」事業に加え、物流EC支援事業など新規事業の収益も拡大して2本柱に育てる。

 同時に発表した23年2月期の連結決算は、純利益が前の期に比べて59%減の6億7100万円になった。新規顧客は獲得したが、消費の傾向が新型コロウイルスの拡大期から、外出を志向する方向に変化したことで、継続する顧客が少なかったという。売上高は5%減の321億円、営業利益は66%減の4億4000万円になった。

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