神戸市5年債、発行利回り0.329%に条件決定 発行額200億円

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【神戸経済ニュース】神戸市は7日の債券市場で、機関投資家向けに発行する5年物の公募地方債「神戸市令和5年度第1回公募公債(5年)」の発行条件を決めた。表面利率は0.329%、発行価格は100円(応募者利回り0.329%)、10年物国債350回債に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.155%になった。発行額は200億円。4月21日に発行し、償還日は2028年4月21日。利払い日は毎年4月21日と10月21日。

 昨年11月に起債した前回5年債(応募者利回り0.200%、発行額300億円)に比べ、市場金利の上昇を受けて応募者利回りは上昇した。主幹事は7日前場にスプレッド0.155%の仮条件を提示して投資家の需要を探り、6日昼には発行額を200億円からに固めた。発行額の2.7倍の需要を集めたというが、神戸市の資金需要を勘案して発行額を200億円にとどめた。

 神戸市は中期計画「神戸ビジョン2025」に格付け会社から意見を取得し、非公募債を含めた地方債全額を「神戸市SDGs債」と位置付けて発行している。主幹事は野村証券(事務)、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が務めた。

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