ドーンの6〜2月期、税引き益20%増 配当金を16円に1円増額

20230406ドーン

【神戸経済ニュース】緊急通報システムなどを開発・運営するドーン(2303)が6日に発表した2022年6月〜23年2月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比20%増の2億3100万円だった。クラウドサービスの初期構築や、機器設置を伴うシステムの開発といったやや大型の案件で、第3四半期に納期を迎える案件が前年同期に比べて多かった。採用増に伴う人件費の増加を吸収した。

 売上高は19%増の9億8400万円、営業利益は18%増の3億2600万円になった。主力の「NET119緊急通報システム」の普及が進んでいるほか、消防向けの映像通報システム「Live119」などの利用数は増加。各種クラウドサービスの利用料収入が増加したのが寄与した。防災・防犯情報を配信する自治体向けアプリや、災害対策本部向けの災害情報共有サービスなども伸びた。

 足元の収益が堅調に推移しているのを受けて、期末配当金(中間なし)は16円と、従来予定の15円から1円引き上げた。同社は今期まで6期連続で増配を計画している。

 23年5月期の連結業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比6%増の3億円、売上高は8%増の13億円を見込む。通期予想に対する2月までの売上高の進捗率は75%になった。同社の収益は第4四半期に計上が集中する傾向があるが、ひとまず業績予想の修正は据え置いた。

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