日本製麻が3日続落、年初来安値 宮森新社長が就任も需給に警戒感

20191231神戸株ワッペン

終値 720円 -24円(-3.23%)

【神戸経済ニュース】6日の東京株式市場では日本製麻(3306)が3日続落した。一時は前日比50円安の694円と、3月14日以来およそ3週間ぶりに年初来安値を更新した。同社は6日午前に臨時株主総会と取締役会を開催し、ゴーゴーカレーグループ(金沢市)創業者の宮森宏和会長が、日本製麻の社長に正式に就任した。株主総会の時間も40分程度と、特に波乱もなく株主総会を終えたことで、大株主から売りが出て需給が悪化することへの警戒感から買いが入りにくくなった。

 6日の臨時株主総会は、宮森氏らが自らの役員就任を求めて開催を要求。当初は議決権争奪戦になる可能性も意識され、株価が大幅に上昇していた。ただ、その後は宮森氏らと日本製麻が合意したことで、議決権の奪い合いも不要に。このため株価が33年ぶりに上場来高値を更新して1月24日に1078円まで上昇する局面で、大株主になったシンガポールの投資会社の出方が焦点になっている。株価はすでに高値から約3割下落。まとまった売りが出て下げが加速する懸念が根強い。

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