神戸の月末金曜日は夜ふかしに変わる? 市立博物館など開館時間を延長
- 2017/11/23
- 01:52
神戸市は、市立博物館(写真)など旧居留地(神戸市中央区)の博物館が「プレミアムフライデー」を実施する月末の金曜日に開館時間を午後9時まで延長すると発表した。あわせて街角で無料のクラシック演奏会も開き、「ナイトタイムエコノミー」(夜遊び経済)を活性化するのが目的だ。仕事帰りのOLやサラリーマンらだけでなく、訪日外国人観光客の誘客などもねらう。
月末の金曜日に午後9時まで開館するのは神戸市立博物館、神戸パールミュージアム、神戸ランプミュージアム、KOBEとんぼ玉ミュージアムの4館。延長日は11月24日と12月22日、2018年1月26日を予定する。ただしパールミュージアムだけは12月22日に時間延長しない。入館できる時間は博物館によって異なるが、最も早く入館を締め切るKOBEとんぼ玉ミュージアムでも午後8時半まで入れる。
KOBEとんぼ玉ミュージアムが入居するクリエイト神戸ビルでは1階のアトリウムで「神戸旧居留地プレミアム・クラシカルコンサート」を開催。各日の午後6時からと午後7時半からの2回、季節に合わせたクラシックの名曲を選んで小編成で演奏する。11月24日と18年1月26日にはパールミュージアムでも「フライデーコンサート」を開催する予定だ。
ナイトタイムエコノミーを意識した取り組みでは25日夜にも旧居留地で、フランス料理店や焼き鳥店、酒蔵など18店舗が歩行者天国になった明石町通(大丸神戸店の東側)に出店する「旧居留地ナイトマーケット」を開催する予定だ。神戸の中心的な商店街は午後8時になると軒並み閉店することから「神戸の夜は早い」といわれてきたが、月に1度だけでも夜ふかしに変わるだろうか。
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