川重が3日続伸 水素供給網「官民合わせて15年で15兆円投資」も下支えか

20191231神戸株ワッペン

終値 2937円 +1円(+0.03%)

【神戸経済ニュース】4日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が小幅ながら3日続伸した。一時は前日比18円高の2954円まで上昇した。日経平均株価がが3日続伸するなど、相場全体が上昇する流れで同社株にも買いが先行した。加えて岸田首相が同日午前に首相官邸で開いた再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議で、2017年に決めた「水素基本戦略」を改定する意向を表明したのが伝わり、水素関連銘柄を支えたとの指摘があった。

 新しい水素基本戦略は、産業界や有識者らの意見も踏まえて5月末をめどに取りまとめる方針という。骨子として、水素サプライチェーン(供給網)構築に向け「官民合わせて15年で15兆円」の投資を検討するという。平均すると年1兆円規模の投資を実行する計算になり、川重は一方的に投資するだけでなく、液化水素運搬船の建造などを通じて恩恵も受けるとの期待感が、短期的な利益確定の売りなどが出る中で同社株を下支えしたという。

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