兵庫県、景気の山2カ月前倒し18年11月に確定 谷は20年5月
- 2023/04/01
- 08:50
東日本大震災などの影響が落ち着いた13年初めから続いた兵庫県の景気拡大は、中国経済の変調など海外経済の減速などを背景に後退局面に転換。暫定設定よりも2カ月短くなったが、やはり戦後最長だ。その後は景気後退期の中で、新型コロナウイルスの感染拡大による1回目の緊急事態宣言の発令が、一段と景気を下押しした。ただ新型コロナの「第1波」が一服して以降は、いったん景気回復局面に入った形だ。
景気の拡大や後退は、景気動向指数で判断する。毎月兵庫県が発表している景気動向指数(DI)を、12カ月移動平均を軸とする統計処理のルール「ブライ・ボッシャン法」を使ってヒストリカルDIと呼ばれる指数を作成。ヒストリカルDIが50の節目を下から上に抜ければ景気の谷つまり拡大期入り。上から下に抜ければ景気の山つまり景気後退期に入る。景気動向指数の12カ月移動平均はは昨年7月以降、50を上回って推移している。
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