アシックスとロートなど、「歩く姿」スコア化して健康度測定で共同研究 

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)、スマートシューズを開発するORPHE(オルフェ、東京都渋谷区)、医薬品や化粧品のロート製薬(4527)、青泉会下北沢病院(東京都世田谷区)の4者は31日、歩く姿「歩容」データをもとに健康状態をスコア(数値)化する共同研究を始めることに合意したと発表した。オルフェが測定し、アシックスが持つ歩行に関するデータと、ロートや下北沢病院が持つ医療の知見を持ち寄り、より幅広く使いやすい点数化の仕組みに仕上げる。

 すでにアシックスでは、歩行姿勢を年齢と性別に応じた基準で点数化できるシステムや、歩容データをもとに心身の状態をスコア化する計算方法を開発してきた。今回の研究では臨床データや医療データなどを組み合わせて分析することで、より「健康」を焦点にしたスコアを算出。より多くの個人、企業、自治体、医療機関などに活用されるスコアの仕組みづくりをめざす。

 現時点で研究期間などは設定していない。共同研究の詳しい方法や日程などについては今後、4者で協議して決める。オルフェはアシックスが開催したスタートアップとの連携プログラムに参加。ランナーの足の動き方を感知して、リアルタイムで音声のコーチングを受けられるスマートシューズ「EVORIDE ORPHE(エボライドオルフェ)」を19年に共同開発した。

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