神戸マラソン、人気向上めざし「高速コース」検討具体化 年内に提言へ

20230329神戸マラソン実行委総会

【神戸経済ニュース】28日に兵庫県公館(神戸市中央区)で開催した「2022年度神戸マラソン実行委員会」第2回総会では、22年12月に設置した「神戸マラソン将来構想検討委員会」(委員長・山口泰雄神戸大名誉教授)でコースの変更についても検討し、提言内容に盛り込む方針であることを事務局が明らかにした。提言は年内にもとりまとめる計画だ。実行委で名誉会長を務める久元喜造市長が、コース変更についても将来構想検討委で議論するのか質問し、これに事務局が回答した。(写真は28日に開催した実行委の様子)

 神戸マラソンは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になる前の19年まで、出走者を募集すると定員2万人の3〜4倍の応募があった。ただ2年中止して開催した第10回の22年は、応募者数が約3万2000人にとどまった。応募者数の減少は全国的な傾向とはいえ、テコ入れのためには「いい記録が出るコース」になることが重要だ、との指摘が出ている。兵庫県スポーツ協会の尾山基副会長(神戸観光局会長、アシックス会長)は「東京マラソンはコースを変更したことで、日本人選手でも2時間4分台の記録が出た」と指摘し、コース変更が話題作りにも奏功したと強調した。

 課題とされるのは、現在のコースで35キロメートル以降にあたる、国道2号線から西に向かって浜手バイパスに入り、神戸大橋を渡る部分だ。マラソンランナーが最もつらいとされる場面で、長い登り坂になる。普段は走れない自動車道であるほか、高架の道路で景観がよく、この点を神戸マラソンの評価と結びつける声もある。だが実行委の終了後に取材に応じた兵庫陸上競技協会の吉井道昭会長は、「やはりスポーツは勝負ごとなので、よい記録が出るコースだと分かれば出走したいという人が集まる」と指摘。世界陸連の認定コースになれば「エリート選手が多く出走することも期待できる」という。

 このため新コース案は、終盤に神戸大橋を渡るといった長い登り坂を避けるコースになる可能性が高い。加えて垂水区の折り返し地点付近のコースがせまく混雑しやすいのも課題という。ゴール地点がポートアイランド内のため、完走したランナーの祝杯需要など、経済波及効果が市街地全体に行き渡りにくいといった指摘も出ているという。さらに交通規制との兼ね合いなども勘案し、新コース案を検討するとみられる。

 この日の実行委では23年の神戸マラソンを11月19日に、出走者の募集を4月18日〜5月31日に実施することなど、第11回大会の概要も決めた。

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