「ポートループ」22年度の乗客数26万人程度に 前年比で大幅増・採算確保が視野

20220913ポートループ

【神戸経済ニュース】神戸都心と旧港湾部を結ぶ連節バス路線「ポートループ」(写真=資料)の2022年度(22年4月〜23年3月)の乗客数が26万人程度になる見通しだ。神戸市は20日、22年4月〜23年2月の乗客数が24万人になったと、神戸経済ニュースの取材に対して明らかにした。2月の乗客数は2万人弱だった。3月も同じペースで乗客を集めると、年間で約26万人になる。21年度の9万3000人から大幅に増加。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったことで、三宮から新港地区やメリケンパーク、ハーバーランド方面に出かける人が増えた。

 神港第1突堤の基部(付け根)で21年10月29日に開業した水族館「AtoA(アトア)」へ向かう乗客が、通年で寄与したのも大きい。ポートループは昨年4月から新神戸駅に乗り入れを開始したのに加え、運行開始から1年以上が経過し、ポートループの認知度が上がったのも追い風になったもよう。アトア開業直後は、三宮からアトアに向かう乗客がほとんどだったが、22年度に入ってメリケンパークやハーバーランドに向かう人も利用するようになるなど、三宮からポートループを利用して向かう場所に幅が出てきたという。

 月間で最も乗客数が多かったのは22年8月の3万5852人。1便平均の乗客数は37.3人だった。乗客数が平均で定員の4割近くに達した計算だ。23年度は新型コロナの影響が一段と後退し、観光需要の回復が続く見通しだ。ポートループの乗客数もさらに増加が見込まれ、関係者の間で「路線単独での採算確保も視野に入ってくる」との期待も浮上している。

 引き続き観光路線バス「シティーループ」との共通乗車券や、神戸港の遊覧船と連携したイベントで観光客を誘客し、利用者の増加をねらう。さらに23年度はJR神戸駅への乗り入れ、乗務員が乗客全員の運賃支払いを管理しないことで乗り降り時間を短縮する「信用乗車」の検討実施も予定する。このほか神戸市は、すでにポートループ車内に設置したクレジットカードを端末にタッチして運賃を支払う「クレジットタッチ決済」の導入支援を、有馬温泉〜新神戸〜神戸空港の「観光回遊軸」を中心とした交通機関に向けて実施し、相乗効果もねらう。

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