モロゾフが大幅反落、値下がり率12位 今期純利益34%減予想・卵不足も意識か

20191231神戸株ワッペン

終値 3340円 -145円(-4.16%)

【神戸経済ニュース】17日の東京株式市場では洋菓子大手のモロゾフ(2217)が反落。一時は前日比155円安の3330円まで下落した。終値でも東証プライムの値下がり率ランキングで12位と、大幅な下落になった。前日大引け後に、2024年1月期の連結純利益が前期比34%減の11億円になりそうだと発表した。原材料価格やエネルギー価格などの上昇で大幅なコスト増で、収益が悪化するのを嫌気した売りが膨らんだ。

 同社は小麦粉など日持ちする原料を半年程度先行して仕入れるため、国際商品相場の影響が遅れて収益に現れやすい面がある。このためウクライナ情勢などを受けた小麦価格の上昇の影響が、前期末にかけて顕在化する形になった。加えて今期は、鳥インフルエンザの感染拡大を受けた国内の鶏卵不足が逆風になる見込み。感染終息の時期が見通しにくく、収益への影響が不確実であることを意識した売りも出やすいという。

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