2月の神戸港、輸出入総額が16.9%増 2月では最高・非鉄金属など輸出増

20230317貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が16日に発表した2月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比16.9%増の9549億円だった。比較できる1979年以降で2月としては過去最高。2月の平均為替レート(税関長レート)は1ドル=130円38銭で、前年同月に比べて15円54銭の円安・ドル高と、大幅な円安水準で推移したことで、輸出入額の円換算値が膨らんだのが統計に表れた。

 輸出額は16.5%増の5979億円で、2月としては過去最高になった。品目別では、米国向けやアラブ首長国連邦(UAE)向けなどが増えた「建設用・鉱山用機械」が36.1%増の427億円、ポーランド向けや米国向けが増えた「無機化合物」が47.2%増の286億円、インド向けなどが増えた「非鉄金属」が31.6%増の311億円などが目立った。いずれも2月としては最高額だった。

 輸入額は17.7%増の3570億円で、これも2月としては過去最高。品目別では、インドネシアやオーストラリアからの「鉱物製燃料」が2.4倍の322億円、チリや中国からが増えた「無機化合物」が85.9%増の310億円。いずれも2月として過去最高。

 日本の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月から0.6ポイント高い5.9%だった。

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