「地域に密着するメリットは何ですか」 和田興産、中学生の会社訪問受け入れ

20230307和田興産

【神戸経済ニュース】「地域に密着するメリットは何ですか--」。マンション開発の和田興産(8931)は7日、神戸市立福田中学校(神戸市中央区)の中学1年生13人の会社訪問を受け入れた。神戸市中央区に開設した常設のモデルルーム「マンションギャラリー」に中学生を招き、広報担当者が会社としての和田興産や、マンションができるまでなどについて説明。販売したマンションに関する顧客向けの動画を紹介し、実際のモデルルームにも案内した。

 質問を受け付けたところ、飛び出したのが冒頭の質問だ。和田興産は神戸市を中心に、阪神間で集中的にマンションを開発する。和田興産の回答はこうだ。地域に密着する主なメリットは①地域をよく知ることで求めらる間取りや価格帯などの需要を正確に把握できること②マンション建設現場の近くで仮設ではなく常設のモデルルームを設置できることー-の2点だ。逆にデメリットは、マンションが集中する阪神間以外での知名度を得られにくいこと。

 中学生に対応した広報・IR室の石橋輝氏は「アナリストに聞かれるのと同じような質問で、しっかり下調べしているのにとても関心した」と話していた。このほかに耐震性や耐久性などに関する質問も出た。多くのマンションが完成前に完売になることに中学生らは驚いていた。一方で、ある女子生徒がモデルルームを見学した感想として「将来は、こんなおしゃれな家に住んでみたい」と話したことに、担当者らの顔がほころんでいた。

 和田興産が中学生の見学を受け入れたのは初めて。今回は福田中の教諭から依頼があり、受け入れを決めた。同社の石橋氏は「普段はリーチしにくい層ということもあり、将来の進路を選ぶときや、家を買うときなどに当社を思い出してほしい」という。「地域貢献でもあり、今後も依頼があれば受け入れたい」と話していた。(写真は販売中のマンション外観の模型を見ながら中学生に説明する様子)

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告