トーホーが急反落、値下がり率3位 前期純利益の下方修正を嫌気

20191231神戸株ワッペン

終値 1784円 -118円(-6.20%)

【神戸経済ニュース】6日の東京株式市場では業務用食品卸売りのトーホー(8142)が急反落した。一時は前日比141円安の1761円まで下落した。終値では東証プライムの値下がり率ランキングで3位。前週末3日大引け後に、2023年1月期の連結純利益が前の期比3.0倍の10億円になったようだと発表した。従来予想の14億円から下方修正し、増益幅が縮小したのを嫌気した売りが膨らんだ。子会社で食品スーパーを展開するトーホーストアの全株式を売却することで、発生する損失の引当金を特別損失として計上することなどが要因だ。

 ただ前期の損失計上は、不採算事業からの撤退が主因。売上高と営業利益は上方修正している。主力事業の業務用食品卸売りは、新型コロナウイルスの影響が後退して外食・旅行の利用増などで、想定を上回る水準に回復している。損失の計上を今期に終えれば、収益がV字回復する可能性もあり、23年1月期決算と同時に発表する24年1月期の業績予想は関心を集めそうだ。

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