ワールド、養父・谷常製菓の新施設を企画・施工 工場見学や体験学習が可能に
- 2023/03/06
- 11:21
【神戸経済ニュース】アパレル大手ワールド(3612)傘下のワールドプラットフォームは、養父市の老舗菓子店である谷常製菓が開業する、菓子作りの体験学習や工場見学ができる新施設の企画・設計・施工を手がける。アパレルを中心に、多様なブランド設定や店舗作りを手掛けたワールドのノウハウを他業種にも活用する、「プラットフォーム事業」の一環だ。新施設は広さ約1000平方メートル。店舗・工場を含めた敷地全体をリブランディングする取り組みだ。(図は新施設のイメージ=ワールド提供)
谷常製菓は「菓心谷常」として明治元年(慶應4年、1868年)に八鹿町で創業。こしあんと求肥を焼いた生地で包んだ「鮎のさゝやき」など但馬地域ゆかりの創作菓子に加え、地元の素材を採用した和洋菓子などを製造する。これまで門外不出だった菓子作りの舞台裏を、テーマパークのような演出で体験できるようにする。そのうえで、くつろぎながら買い物を楽しめるような空間づくりが今回のテーマだ。
具体的には(1)「菓心谷常」のリニューアル全般の方針設定や図面作成(2)製パン工場の跡地を再活用した「お菓子づくり体験実習型ラボ」の空間デザイン(3)店舗・ラボ・工場の各施設を回遊しやすくする標識(サイン)計画(4)見学者用の出入り口整備など動線効率化と工場出入り口通路の整備に向けたデザイン提案--などを担当した。
谷常製菓は「菓心谷常」として明治元年(慶應4年、1868年)に八鹿町で創業。こしあんと求肥を焼いた生地で包んだ「鮎のさゝやき」など但馬地域ゆかりの創作菓子に加え、地元の素材を採用した和洋菓子などを製造する。これまで門外不出だった菓子作りの舞台裏を、テーマパークのような演出で体験できるようにする。そのうえで、くつろぎながら買い物を楽しめるような空間づくりが今回のテーマだ。
具体的には(1)「菓心谷常」のリニューアル全般の方針設定や図面作成(2)製パン工場の跡地を再活用した「お菓子づくり体験実習型ラボ」の空間デザイン(3)店舗・ラボ・工場の各施設を回遊しやすくする標識(サイン)計画(4)見学者用の出入り口整備など動線効率化と工場出入り口通路の整備に向けたデザイン提案--などを担当した。
新施設は5月ごろにもオープンする計画だ。経済産業省・中小企業庁の「事業再構築支援」制度を活用。ワールドは、同じ兵庫県内の企業として地域活性化に向け、菓子を通して人々が集い交流する場の新たな開設に寄与したい考えとしている。老舗菓子店のリニューアルを手掛けたことで、プラットフォーム事業が手掛ける業種の幅を広げた形だ。ワールドプラットフォームの受注額などは明らかにしていない。
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