ワールド、2月の既存店売上高34.4%増 20年2月との比較では2.2%減

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が3日発表した2月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の34.4%増(速報値)だった。店頭への人の流れが次第に回復しているのを追い風に、月前半は冬物セールの好調が1月から持続。月後半は気温の上昇を受けて春物商戦が本格化した。新型コロナウイルス感染拡大前である2020年2月との比較では、2.2%減まで回復した。

 冬物セールでは、すぐに着られるニットやコートの販売が活発。春物ではスーツなどのセレモニー向け衣類の販売がピークを迎えた。セレモニーと通勤の両方に着られるジャケットや、セットになったパンツ類の動きが目立ったという。ブランド別ではアパレルブランドが販売経路を問わず、総じて好調だった。

 この月の新規出店はなし、撤退は43店舗。月末時点の小売店舗数は2205店だった。このうち既存店売上高の集計対象は1460店。ネット通販なども含む1月の国内小売売上高は前年同月比52.6%増だった。

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