三井住友銀、神戸市に1億円寄付 循環型・脱炭素の事業に・企業版ふるさと納税

20230303寄付

【神戸経済ニュース】三井住友フィナンシャルグループ(8316)の中核会社である三井住友銀行は3日、企業版ふるさと納税の制度を活用して神戸市に1億円を寄付した。高島誠頭取が同日、神戸市役所で久元喜造市長に目録を手渡した(写真)。神戸市は三井住友銀の希望に応じて、「循環型社会」「脱炭素社会」に関する事業に充当する。

 三井住友銀にとって前身行の1つである神戸銀行の創業地。高島頭取は、「神戸は特別な場所で、まさにルーツ」と説明した。同銀行は神戸市の現金出納を担当する指定金融機関でもある。「しっかり連携してSDGs(国連の持続的な開発目標)を推進、貢献していきたい」と話した。久元市長は「先駆的な取り組みをさらに進めていきたい」と応じた。

 さらに高島氏は、神戸市が資金使途をSDGs関連に限定して発行した個人向け(住民参加型)の神戸市債が「とても好調だったのは、市民のみなさんがSDGsに参画したいという気持ちの表れだ」と述べた。これを受けて久元氏は「今度はお金だけでなく、(実際の活動で)参画しようとなれば」との期待を語っていた。

 三井住友銀が企業番ふるさと納税の制度を活用して自治体に寄付をするのは、3億5000万円の寄付を表明した兵庫県に次いで2例目。神戸市は受け取った資金を再生リンの事業に加え、水素ステーションの整備補助、里山保全モデル事業、第1・第2突堤間の藻場形成、神戸港でのカーボンニュートラルポート(CNP)をめざした実証事業の支援などに活用する。

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