ロック・フィールド、今期一転の純利益34%減に下方修正 コスト高が想定以上で

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【神戸経済ニュース】総菜大手のロック・フィールド(2910)は2日、2023年4月期の連結純利益が前期比34%減の9億500万円になりそうだと発表した。従来予想である2%増の14億円から一転して減益見通しになった。今期中の2回の値上げに加え、販売数量も伸びたが、原材料とエネルギーの価格上昇が想定以上で、利益を圧迫しているという。

 売上高は6%増の497億円、営業利益は40%減の12億円を見込む。従来予想は492億円、20億円だった。販売数量が想定以上で売上高は上方修正。昨年9月に全体の1割程度である30商品を平均6%程度の値上げ、今年1月に同2.5割程度である80商品を5%程度値上げした。「価格改定後も来店客数や購入点数の減少は見られない」(広報担当者)という。

 期末配当金を13円とし、年間で22円の配当予定は維持する。前期は年40円配だったが、このうち20円は創業50周年の記念配当としていた。

 同時に発表した22年5月〜23年1月期の連結決算は、純利益が前年同期比36%減の8億7600万円だった。売上原価率は43.1%と、前年同期の41.8%から1.3ポイント上昇した。売上高は6%増の380億円、営業利益は35%減の13億円だった。

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