北海道大発スタートアップに投資 小型衛星向け開発・県市連携ファンド

【神戸経済ニュース】兵庫県と神戸市は1日、両県市などが共同で出資したスタートアップ企業に投資する「ひょうご神戸スタートアップファンド(ひょうご神戸スタートアップ投資事業有限責任組合)」を通じて、北海道大発のスタートアップで、小型の人工衛星が軌道変換する際に使うエンジンとプラスチック製燃料を開発する「Letara(レタラ)」に出資したと発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。

 ファンドを運用するベンチャーキャピタルBIG Impact(東京都渋谷区)が投資判断した。小型人工衛星は今後の成長分野とされており、Letaraが開発する小型のエンジンと新たな燃料技術の需要が高まると見込んだもよう。神戸市内または兵庫県内で拠点開設を予定しており、新産業創造研究機構(NIRO)を通じて兵庫・神戸の航空宇宙産業との連携を計画しているという。

 Letaraは2月28日に、SBIインベストメント(東京都港区)、NES(同)、BIG Impact、北海道ベンチャーキャピタル(札幌市)が運営するファンド、植松電機(北海道赤平市)から1億2000万円を資金調達したと発表した。兵庫県によると、この調達額の中にひょうご神戸スタートアップファンドの出資も含まれているという。

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