神戸鋼が上値追い、4年半ぶり1000円視野 来期も好業績期待・役員退任は反応薄

20191231神戸株ワッペン

終値 959円 +37円(+4.01%)

【神戸経済ニュース】1日の東京株式市場では鉄鋼大手の神戸製鋼所(5406)が反発。一時は前日比44円高の966円まで上昇し、連日で昨年来高値を更新した。2018年10月以来ほぼ4年半ぶりになる1000円の節目が視野に入った。9日大引け後に、2023年3月期の連結業績予想を上方修正して以来の買いが断続的に入っている。1日に発表された中国の2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が上昇したことで、ゼロコロナ政策から転換した中国の景気が回復しているとの見方も追い風になった。

 中国景気の回復で鉄鋼需要も回復し、世界的に鉄鋼の価格が上昇するとの見方に傾きやすいという。このため2024年3月期の好業績期待にもつながりやすいとの指摘が合った。同社は前日、監査等委員の取締役である対馬靖氏が同日付で退任すると発表。最大400万円の不適切な出張旅費を繰り返し請求していたことが分かったためと伝わったが、株価の反応は限られた。監査等委員ということもあり、同社全体の問題ではなく金額も経営に影響するほとでないとの見方が多かった。

 鉄鋼では日本製鉄(5401)やJFEHD(5411)も高い。

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