22年12月の兵庫県一致指数、3カ月ぶり低下 基調判断「改善」を据え置き

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【神戸経済ニュース】兵庫県が28日に発表した2022年12月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.4ポイント低下の92.8だった。3カ月ぶりに低下した。個人消費は引き続き堅調で、労働投入量も増加が続いているが、輸出や設備投資の需要が減速した。ただ兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、「改善を示している」との見方を7カ月連続で示した。

 一致指数の低下は、輸出通関実績や着工建築物床面積の減少、機械工業生産指数の低下などが響いた。百貨店・スーパー販売額、大口電力消費量の増加、労働投入量指数の上昇で補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.7ポイント上昇の97.3と、3カ月連続で上昇した。鉱工業製品在庫率指数の低下や、新車新規登録台数の増加、生産材生産指数の上昇などが寄与した。

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