1月の神戸市消費者物価、前年比3.9%上昇 33年ぶり高インフレ・ガス代など続く

20230224消費者物価

【神戸経済ニュース】総務省が24日に発表した1月の神戸市消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で3.9%上昇の103.5になった。上昇率が3%を超すのは4カ月連続で、1990年1月(3.9%上昇)以来およそ33年ぶりの高インフレ(物価の急上昇)になった。上昇率は2022年12月(3.4%)よりも拡大した。資源高や円安などを背景に「ガス代」「電気代」の大幅な上昇が続いている。さらに白物家電などを中心とした「家庭用耐久財」も13.3%上昇と高水準の上昇を記録した。

 「電気代」は前年同月比で12.9%上昇、「ガス代」は32.1%上昇と、エネルギー価格は引き続き大幅な上昇した。加えて冷蔵庫や洗濯機などの白物家電を示す「家庭用耐久財」の13.3%上昇、カーテンやカーペットなど「室内装備品」の12.2%上昇なども目立った。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、大幅上昇が継続した「光熱・水道」「家具・家事用品」が引き続き上昇をけん引。「生鮮食品を除く食料」「被服および履物」「諸雑費」「住居」「保健医療」「交通・通信」「教養娯楽」が上昇した。下落したのは「教育」のみ。教育は「授業料等」の値下がりが影響した。

 欧米などで使うことが多い指標「生鮮食品およびエネルギーを除く総合」は前年同月比3.1%上昇。エネルギー価格以外にも物価上昇が波及している様子を表した。

 全国統計では、総務省が同日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く総合)が104.3と前年同月に比べ4.2%上昇した。前月比(季節調整値)では0.3%の上昇だった。

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