神栄、子会社で約4億4000万円の取り立て不能 香港の取引先で・引き当て済み

【神戸経済ニュース】商社の神栄(3004)は22日、子会社2社に約4億4000万円の取り立て不能の債権が発生したと発表した。香港の同じ取引先に対して、神栄商事(青島)貿易は313万ドル(約4億1000万円)の売上債権、神栄リビングインダストリーは3200万円の売上債権が取り立て不能になった。

 債権取り立て不能が発生した相手先は、香港にある主要企業1社とその関連企業2社という。債務超過または資力が乏しく、民事訴訟などを進めても費用や労力に見合う債権回収が見込めないと判断した。香港での民事訴訟もすべて取り下げる。ただ、いずれも法的整理には入っていないとして、相手先の名称は明らかにしなかった。

 連結決算に影響する帳簿残高は、すべて貸倒引当金を計上済み。このため取り立て不能になったことによる業績への影響はないという。訴訟に取り下げに関する費用などについても、業績への影響は軽微としている。

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