フジッコ、塩こんぶ「ふじっ子」9〜11%値上げ 家庭用6月1日から

【神戸経済ニュース】総菜大手のフジッコ(2908)は21日、家庭用・業務用の塩こんぶ「ふじっ子」シリーズ全商品を値上げすると発表した。家庭用は6月1日出荷分から、現行より約9〜11%の値上げを実施。業務用は9月1日出荷分から、現行より約10%値上げする。原材料価格や包装資材などの大幅な価格上昇を受けて、生産や物流の合理化といった企業努力だけでコスト増を吸収するのは困難と判断した。

 同社は総菜、昆布、豆、ヨーグルト製品について家庭用は3月1日、業務用は6月1日に値上げすると22年12月27日に発表していたが、その際に塩こんぶ「ふじっ子」シリーズは値上げの対象にしていなかった。ただ物流費に加え、電気代を中心としたエネルギー費も増加。想定を上回るコスト増で、改めて値上げを決めた。
 
 家庭用商品の「ふじっ子・大袋」は内容量を48グラムから46グラムに減らしたうえで、標準小売価格を218円から228円に引き上げる。「ふじっ子・特大袋」は内容量140グラムを据え置き、標準小売価格を284円から315円に変更する。業務用では「業務用ふじっ子・1K」(内容量1000グラム)の出荷価格を10.1%引き上げる予定などとしている。

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